雑学

「厄介」の意味は面倒なこと!語源は家にいる同居人の家居(やかい)

友達に「厄介な女」と言われたのですが、どういう意味ですか?
それは、「面倒な女」と言われたということよ!

本文では、意味や語源・類義語とあわせて、なぜ「厄介」はめんどくさいのか?を紐解いています。

この機会に、あなた自身が厄介な人にならないよう、また、厄介な人に振り回されないように気をつけましょう!
 

「厄介」の意味は面倒なこと!

 厄介、意味、面倒なこと、面倒を見ること「厄介」の意味は、手数がかかって面倒なこと・迷惑なこと、面倒を見ること・世話をすることです。

マイナスイメージが強い「厄介」という言葉。これは漢字の「厄」が大きく影響しているのです。
では、なぜ「厄介」は面倒くさいのか、語源を紐解いてみていきましょう。

「厄介」の語源は家に居る同居人

やっかい、語源、家に居る同居人「やっかい」の語源は、「やっか」+「い」が転じたもの。

「やっか(やか)」は家のこと、「い」は居ることを意味し、「やっかい=家居(やかい)」。

つまり家に居る同居人ということになったとされています。

そして、「やっかい」が面倒をかける人という意味で使われるようになったのは江戸時代以降にさかのぼります。

当時の公文書などで、「やっかい」に「厄介」という字が当てられるようになったことがきっかけ。

「厄」の字は災難を意味することからイメージが悪くなり、面倒をかける人といった意味に変化したとされています。

「厄介」の類義語もマイナスイメージ

「厄介」の類義語はたくさんありますが、マイナスイメージの言葉が殆どです。

それではここで、「厄介」の類義語をいくつかご紹介します。

類義語 意味
①しち面倒 手間がかかったり、容易に解決出来ないこと
②煩わしい 心を悩ますことが多く、 気が重い
③難儀 苦労すること
④迷惑 ある行為によって負担を感じたり、不快になること
⑤手数 あることを行うのに必要な動作・作業の数

「厄介」と類義語を入れ替えて使うことができます。

下記に例文でご紹介していますので、ケースバイケースで使い分けてくださいね。

例文

この案件は、地味で厄介な仕事だ

【類義語】
①この案件は、地味でしち面倒な〜
②この案件は、地味で煩わしい
③この案件は、地味で難儀な〜
④この案件は、地味で迷惑な〜
⑤この案件は、地味で手数がかかる〜

「厄介」の対義語は単純で役に立つ!

「厄介」の対義語は、単純かつ役立つ言葉です!

対義語 意味
簡単 物事が単純で、時間や手数がかからないこと
有用 役に立つこと

「厄介」のようなマイナスイメージはありません!

こちらも例文をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

例文

①この案件は、誰にでもできる簡単な仕事だ
有用な人材は、他社からのスカウトも多く引っ張りだこだ

「厄介」は避けよう!

「厄介」は、自分だけでなく周りにも迷惑をかけがちです。

  • 厄介ごと
  • 厄介者
  • 厄介払い

いずれの表現も良いイメージはありません。

万が一、「厄介」に巻き込まれそうになった場合は、相手の立場になって考えてみると何か解決策が見つかるかもしれませんよ!

あなたの人生に「厄介」がおこりませんように!

最後に「厄介」の意味をまとめます。

「厄介」意味
面倒なこと・世話をすること