今年の年末年始は、冬型の気圧配置が続いているため冬らしい寒さが続いています。
暖冬かな?と思ってた矢先に突然寒くなった印象の今シーズン。
一体、寒さはいつまで続くのでしょうか。
本文では、2023の寒さはいつまで続くのか、過去のデータと気象庁の予報をもとに地域別に予測しています。
気温の推移や雨・雪の予報についても一緒に確認しておきましょう。
寒さいつまで続く2023地域別に検証
全国的に、今年の気温は平年並みとのことですので、2月中旬頃から寒さの底は過ぎるでしょう。
では、今年の寒さは何が影響してるのかみていきましょう。
寒さの影響はラニーニャ現象
今年の冬の寒さはラニーニャ現象の影響が大きいです。
ラニーニャ現象とは、東太平洋赤道付近の海面水温が平年より低い状態が長期間続く現象のこと
よって、ラニーニャ現象の影響で、夏は暑夏、冬は寒冬になります。
なお、ラニーニャ現象はエルニーニョ現象の逆と覚えておきましょう!
エルニーニョ現象とは、海面水温が平年より高い状態が1年程度続く現象のこと
南米ペルー沖の海域は冷水海域ですが、数年に一度赤道方面から暖かい海水が流れ込むことがあるため、その時にエルニーニョ現象が起こります。
次に、地域別に過去の月ごとの平均気温の推移で、どのように寒さの底が過ぎるのかをみていきましょう。
雪の降る地域では、雪の予測もしていきます。
過去のデータからみる気温の推移と雪の予測
今回は以下のような地域別の平均気温の推移と雪の予測をしていきます。
- 北海道
- 東北地方
- 関東・甲信地方
- 東海地方
- 北陸地方
- 近畿地方
- 中国地方
- 四国地方
- 九州北部地方
- 九州南部地方
- 沖縄
以上の地域別で、寒さが厳しくなる12月〜3月までの過去5年の月ごと平均気温の推移と雪・天候の予測を調査しました。
北海道の寒さいつまで続く?
観測地、札幌の過去5年の月ごと気温は以下の通りです。
年 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
2022 | -1.4 | -3.2 | -2.2 | 2.6 |
2021 | -0.5 | -4.4 | -2.2 | 3.8 |
2020 | -1.6 | -2.3 | -2.1 | 3.3 |
2019 | -0.8 | -3.0 | -2.6 | 2.5 |
2018 | -1.0 | -2.6 | -4.2 | 2.4 |
1月
- 北海道日本海側・オホーツク海側:平年に比べ曇りや雪の日が多い
- 北海道太平洋側:平年と同様に晴れの日が多い
2月
- 北海道日本海側:平年と同様に曇りや雪の日が多い
- 北海道太平洋側・オホーツク海側:平年と同様に晴れの日が多い
3月
- 北海道日本海側:平年と同様に曇りや雪または雨の日が多い
- 北海道太平洋側・オホーツク海側:平年と同様に晴れの日が多い
雪の予測
- 北海道日本海側の降雪量は、平年並または多い確率ともに40%
東北地方の寒さいつまで続く?
観測地、仙台の過去5年の月ごと気温は以下の通りです。
年 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
2022 | 4.3 | 1.7 | 1.9 | 6.4 |
2021 | 4.7 | 1.2 | 3.7 | 8.6 |
2020 | 3.9 | 4.0 | 4.4 | 7.5 |
2019 | 5.4 | 2.4 | 3.7 | 7.0 |
2018 | 4.3 | 1.4 | 1.4 | 7.5 |
1月
- 東北日本海側:平年に比べ曇りや雪の日が多い
- 東北太平洋側:平年と同様に晴れの日が多い
2月
- 東北日本海側:平年と同様に曇りや雪の日が多い
- 東北太平洋側:平年と同様に晴れの日が多い
3月
- 東北日本海側:平年と同様に曇りや雨または雪の日が多い
- 東北太平洋側:平年と同様に晴れの日が多い
雪の予測
- 東北地方の降雪量は、平年並または多い確率ともに40%
関東甲信地方の寒さいつまで続く?
観測地、東京の過去5年の月ごと気温は以下の通りです。
年 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
2022 | 3.8 | 1.1 | 1.1 | 6.1 |
2021 | 4.0 | 1.3 | 3.3 | 8.3 |
2020 | 3.7 | 3.7 | 4.0 | 6.2 |
2019 | 5.2 | 1.4 | 3.3 | 6.2 |
2018 | 4.7 | 0.6 | 1.3 | 6.5 |
1月
- 平年に比べ晴れの日が多い
2月
- 平年に比べ晴れの日が多い
3月
- 天気は数日の周期で変わる
- 平年と同様に晴れの日が多い
東海地方の寒さいつまで続く?
観測地、名古屋の過去5年の月ごと気温は以下の通りです。
年 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
2022 | 6.7 | 4.1 | 4.5 | 11.0 |
2021 | 7.3 | 5.0 | 7.5 | 12.0 |
2020 | 7.4 | 7.6 | 7.1 | 10.7 |
2019 | 8.8 | 5.1 | 7.2 | 10.1 |
2018 | 8.1 | 3.8 | 4.7 | 11.2 |
1月
- 平年に比べ晴れの日が多い
- 岐阜県山間部:平年に比べ曇りや雪の日が多い
2月
- 平年と同様に晴れの日が多い
- 岐阜県山間部:平年と同様に曇りや雪の日が多い
3月
- 天気は数日の周期で変わる
- 平年と同様に晴れの日が多い
- 岐阜県山間部:平年と同様に曇りや雪または雨の日が多い
北陸地方の寒さいつまで続く?
観測地、金沢の過去5年の月ごと気温は以下の通りです。
年 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
2022 | 18.7 | 17.7 | 17.2 | 20.4 |
2021 | 18.9 | 16.8 | 18.5 | 20.8 |
2020 | 19.2 | 18.7 | 18.7 | 20.1 |
2019 | 20.0 | 18.1 | 20.0 | 19.9 |
2018 | 20.4 | 17.2 | 16.9 | 19.9 |
1月
- 平年に比べ曇りや雪または雨の日が多い
2月
- 平年と同様に曇りや雪または雨の日が多い
3月
- 天気は数日の周期で変わる
雪の予測
- 北陸地方の降雪量は、平年より多い確率40%
近畿地方の寒さいつまで続く?
観測地、大阪の過去5年の月ごと気温は以下の通りです。
年 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
2022 | 8.0 | 5.6 | 5.5 | 11.4 |
2021 | 8.8 | 6.2 | 8.7 | 12.2 |
2020 | 8.7 | 8.6 | 8.0 | 11.4 |
2019 | 9.5 | 6.5 | 7.8 | 10.6 |
2018 | 9.4 | 5.0 | 5.3 | 11.5 |
1月
- 近畿日本海側:平年に比べ曇りや雪または雨の日が多い
- 近畿太平洋側:平年に比べ晴れの日が多い
2月
- 近畿日本海側:平年に比べ曇りや雪または雨の日が多い
- 近畿太平洋側:平年に比べ晴れの日が多い
3月
- 天気は数日の周期で変わる
- 平年に比べ晴れの日が多い
雪の予測
- 近畿日本海側の降雪量は、平年並または多い確率ともに40%
中国地方の寒さいつまで続く?
観測地、岡山の過去5年の月ごと気温は以下の通りです。
年 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
2022 | 5.9 | 4.3 | 3.8 | 10.5 |
2021 | 7.0 | 4.4 | 7.3 | 11.3 |
2020 | 6.5 | 7.1 | 6.7 | 10.4 |
2019 | 7.6 | 5.3 | 6.5 | 9.4 |
2018 | 7.7 | 3.5 | 4.0 | 10.1 |
1月
- 山陰:平年に比べ曇りや雪または雨の日が多い
- 山陽:平年に比べ晴れの日が多い
2月
- 山陰:平年と同様に曇りや雪または雨の日が多い
- 山陽:平年に比べ晴れの日が多い
3月
- 天気は数日の周期で変わる
- 平年に比べ晴れの日が多い
雪の予測
- 山陰の降雪量は、平年並または多い確率ともに40%
四国地方の寒さいつまで続く?
観測地、松山の過去5年の月ごと気温は以下の通りです。
年 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
2022 | 7.5 | 5.9 | 5.2 | 11.9 |
2021 | 8.8 | 6.2 | 8.9 | 12.7 |
2020 | 7.9 | 8.7 | 8.4 | 11.4 |
2019 | 9.7 | 7.2 | 8.2 | 10.9 |
2018 | 9.4 | 5.0 | 5.5 | 11.4 |
1月
- 平年に比べ晴れの日が多い
2月
- 平年に比べ晴れの日が多い
3月
- 天気は数日の周期で変わる
- 平年に比べ晴れの日が多い
九州北部地方(山口県含む)の寒さいつまで続く?
観測地、福岡の過去5年の月ごと気温は以下の通りです。
年 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
2022 | 7.8 | 6.9 | 6.3 | 12.7 |
2021 | 9.1 | 7.0 | 10.2 | 13.5 |
2020 | 8.5 | 9.5 | 9.7 | 12.4 |
2019 | 10.3 | 8.0 | 9.4 | 11.9 |
2018 | 10.2 | 5.7 | 6.2 | 11.9 |
1月
- 平年と同様に曇りや雨または雪の日が多い
2月
- 平年と同様に曇りや雨または雪の日が多い
3月
- 天気は数日の周期で変わる
- 平年に比べ晴れの日が多い
九州南部・奄美地方の寒さいつまで続く?
観測地、鹿児島の過去5年の月ごと気温は以下の通りです。
年 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
2022 | 9.5 | 9.0 | 8.3 | 14.4 |
2021 | 10.5 | 9.2 | 12.1 | 15.6 |
2020 | 10.3 | 11.1 | 11.4 | 14.0 |
2019 | 12.1 | 9.6 | 11.3 | 13.6 |
2018 | 12.2 | 7.6 | 8.2 | 14.5 |
1月
- 九州南部:平年と同様に晴れの日が多い
- 奄美地方:平年と同様に曇りや雨の日が多い
2月
- 九州南部:平年と同様に晴れの日が多い
- 奄美地方:平年と同様に曇りや雨の日が多い
3月
- 九州南部:天気は数日の周期で変わる、平年に比べ晴れの日が多い
- 奄美地方:天気は数日の周期で変わる、平年に比べ曇りや雨の日が少ない
沖縄の寒さいつまで続く?
観測地、那覇の過去5年の月ごと気温は以下の通りです。
年 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 |
2022 | 18.7 | 17.7 | 17.2 | 20.4 |
2021 | 18.9 | 16.8 | 18.5 | 20.8 |
2020 | 19.2 | 18.7 | 18.7 | 20.1 |
2019 | 20.0 | 18.1 | 20.0 | 19.9 |
2018 | 20.4 | 17.2 | 16.9 | 19.9 |
1月
- 平年と同様に曇りや雨の日が多い
2月
- 平年と同様に曇りや雨の日が多い
3月
- 天気は数日の周期で変わる
- 平年に比べ曇りや雨の日が少ない
まとめ
今回は、2023年の寒さがいつまで続くかと、地域別の気温の推移と雪の・天候の予測について解説してきました。
今年の冬は平年並みとのことですので、2月中旬から寒さの底はすぎるでしょう。
ただし、1月・2月は寒暖の差が激しいので、突発的に寒い日が出てくることもあるかもしれません。
本格的に暖かくなるまでは、寒さ対策は欠かさないよう、体調に留意してください!