2020年東京五輪は、世界中から東京に人が押し寄せるビッグイベントです!
選手や観客、ボランティアの方など、宿泊施設のホテルや民宿は大混雑すると懸念されています。
宿泊施設の不足解消の為、政府が議論を進め昨年3月、横浜港や東京港など4港5ヶ所が、東京湾で実現可能な場所として挙げられました。
それが、「ホテルシップ」です!
今回は【東京五輪ホテルシップの予約はいつから?宿泊期間や停泊場所はどこ?】と題して調べてみました!
東京五輪ホテルシップの予約はいつから?
現時点(2019年6月3日)で、ホテルシップの実施が決定しているのは、1港のみです。
横浜港山下埠頭
大型客船「サン・プリンセス」
また、下記も東京都が運営事業者に選んでいます。
ですが、残念ながら現時点では停泊が決定していません。
東京港
MSCクルーズの「MSCリリカ」
MSCクルーズの支社は東京にあり2009年より営業を開始。
積極的なプロモーションを続けているおかげで、日本クルーズ市場の開拓に大きく貢献している。
2016年にはMSCリリカが神戸港をはじめとし主要港湾に寄港。
2018年からはMSCスプレンディダを日本路線に投入し、横浜発着のクルーズ販売を行っている。
ホテルシップの予約はいつから?
五輪オフィシャルパートナーのJTBがチャーターし、観戦チケット付きツアーを予定しています。
JTBホテルシップ
▼発売日
2019年6月15日(土)〜
WEBでの購入券抽選サイトエントリー開始を予定
6月上旬以降に、JTB東京2020オリンピック・パラリンピックのHPにてご案内
▼プラン
2泊3日の宿泊に「第32回オリンピック競技大会(東京2020大会)観戦チケット」(JTBの商品での競技・金額など現段階では未定)
1人1枚付き商品として販売予定
6月上旬以降に、JTB東京2020オリンピック・パラリンピックのHPにてご案内
▼料金目安
バルコニー付きスイートなどを設定予定
現時点で「第32回オリンピック競技大会(東京2020大会)観戦チケット」JTB商品でお付けする競技・金額などが未定の為、
6月上旬以降に、JTB東京2020オリンピック・パラリンピックのHPにてご案内
HPはコチラ
ホテルシップとは
大型外国船を貸し切り、港に停泊させ、ホテルとしてお客様をお迎えする宿泊施設のこと
・今回のホテルシップは日本初の試み
・滞在中の飲食代金は全て旅行代金に含まれている
※一部有料レストランあり
※アルコール類は有料
・船内にエンターメントショーやプール、スポーツ施設、フィットネスなども完備
※スパ・エステなど一部有料システムあり
・食事や日本語対応スタッフが充実している
東京五輪ホテルシップの宿泊期間や停泊場所はどこ?
JTBホテルシップ
▼宿泊期間
2020年7月23日(木)〜8月9日(日)の18泊
▼停泊場所
横浜港山下埠頭
「MSCリリカ」の他にも、木更津港や川崎港にもホテルシップの受け入れの可能性があるとして、現在、自治体と協議を重ねているとのこと。
昨年10月みすぼ総研によると、
- 東京五輪が開催される2020年8月は、都内で最大約1万4千室不足する
- 2020年の日本宿泊客数は12年のロンドン五輪のようなケースが起こるため、計算上、宿泊場所は不足する
《ロンドン五輪のケース》
12年8月、ロンドンを訪れた英国人の割合は大きく上昇し、同年7月〜9月の外国人の割合は低下。
五輪観戦などで英国人が集中して訪れたのこと。
そのため、ホテルなどの宿泊施設が不足。
また、五輪観戦の国民はもちろん、ボランティアや警備の人員も集中するため、開催期間は宿泊料も高騰する見込み。
ボランティアは計13万人で、宿泊は自己負担・自己手配で宿泊先の情報提供については検討中。
以上の事から、宿泊施設不足解消のため、ホテルシップの実施が決定しました。
まだまだ、宿泊施設は不足していますので、是非 東京五輪までに複数箇所でホテルシップが実現するといいですね。
横浜港・ホテルシップ実施の背景
現在、横浜港は様々なタイプの客船の受け入れとニーズに対応している。
以下が、横浜港の目指す姿です。
- 4隻以上の大型客船の同時寄港が可能なワールドクラスのクルーズポート
- 日本におけるクルーズ振興を索引していく
- 更なる受け入れ機能や案内機能などの強化による、客船・乗客船が利用しやすいクルーズポート
ホテルシップの実施は、これらの目標の実現への取り組みの一つであり、特色ある宿泊施設として新たな観光需要を作りだし、横浜の魅力を内外に発信する機会として貢献できると考え、JTBとの連携実施を決定したとのことです。
横浜市とJTB
2020年開催の東京五輪にて横浜市で開催が決定している競技会場は以下です。
・横浜国際総合競技場
サッカー
・横浜スタジアム
野球・ソフトボール
その為、横浜市では大会成功にむけて「横浜ビジョン」を策定。
開催準備や機運醸成の取り組み・大会を契機としたスポーツや文化芸術創造都市の振興・シティプロモーションなどを推進している。
「横浜を世界に魅せる」という横浜市が掲げている取り組みに対し、JTBは旅行サービスを通し、国内外のお客様に滞在環境や回遊性の充実、横浜市民の方や港に足を運ぶ方にも東京五輪の活気や港・横浜を感じていただける場所として提供していく。
また、再開発を推進している山下埠頭にて「みなとの賑わい」を創出していきながら、世界にも注目される「ハーバーリゾートの形成」を目指していく。
今後、横浜市とJTBは上記のような取り組みを行っていく見込みのようです。
ここで、ホテルシップ実施決定の「サン・プリンセス号」「MSCリリカ」について簡単にまとめておきます。
サン・プリンセス号
乗客定員:2,000人
乗組員数:924人
総トン数:77,441トン
巡航速度:21ノット(39Km/h)
全長:261m
全幅:32m
船籍:バミューダ
改造年:1995年
改良年:2016年
下記の画像は、CLUB CLASS(スイート)

MSCリリカ

乗客定員:1,984名(2名1室利用時)
乗組員数:約721名
総トン数:65,591トン
巡航速度:21ノット(39Km/h)
全長:274.9m
全幅:31m
高さ:54m
デッキ数:13層(うち乗客用デッキは9層)
最高速度:21.70ノット
平均速度:18ノット
下記の画像は、スイート

転載元:MSCクルーズジャパン公式サイト http://www.msccruises.jp/jp-jp/Discover-MSC/Cruise-Ships/MSC-Lirica.aspx
まとめ
今回の【東京五輪ホテルシップの予約はいつから?宿泊期間や停泊場所はどこ?】はいかがでしたでしょうか。
東京五輪まで420日あまりとなり、大混雑するホテルや鉄道問題、テロ対策や熱中症患者対策など、パニックを最小限に抑えるため、様々な案が施行されています。
日本の素晴らしさをお披露目できるよう、早めの対策が必要となりそうですね。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました!