絶世の美女と呼ばれるクレオパトラは、策略家であり政治家としても有名です。
美貌と知性をフル活用してきたクレオパトラのモテテクは、現代のモテ女が実践しているテクニックそのもの。
このページでは、クレオパトラの生涯とあわせて、「なぜモテたか?」を徹底解説していきます。
モテた理由が分かればあとは実践していくだけ!この機会にしっかりとクレオパトラから学んでいきましょう。
クレオパトラはどんな人?
クレオパトラは紀元前69年1月、古代エジプトのアレクサンドリアで生まれ、39歳の若さで亡くなりました。
エジプト最後の女王クレオパトラは、その美貌と優れた知性を駆使し、時の支配者たちを虜にしてきました。
ローマの権力者2人の男に愛されながらも、国を守るため強い心で戦い続けるクレオパトラは、最後の戦に敗れ自殺。
エジプトは崩壊しました。
それでは早速、クレオパトラの波乱な生涯を見ていきましょう!
生まれながらのセレブ
クレオパトラは、姉2人と妹1人、そして弟2人の6人兄弟で8人家族。
この家族はとっても仲が悪く、王位争いの絶えない一家でした。
クレオパトラは、好奇心旺盛で勉強好きな少女。いろいろな外国語を覚えたり、本を読んだりして知的で美しい女性へと成長。
9ヶ国語を操れるようになり、才女と言われるようになりました。
そして、クレオパトラ18歳の時に父王が死去したため、弟・プトレマイオス13世と兄弟婚をし、共同で王位に就きます。
姉の政治介入を嫌がる弟とその一派は、クレオパトラを排除しようとしていました。
弟一派に王位を奪われる
クレオパトラが王位についたころ、ローマでは有力者のカエサルとポンペイウスの内戦が勃発。
そして、カエサルに敗れたポンペイウスはエジプトに逃げ込んできました。そんな彼をクレオパトラは介抱。
ポンペイウスはたちまちレオパトラに魅了され愛人関係となりましたが、彼は弟一派に暗殺されます。
ですがクレオパトラは、その圧倒的な美貌が男を一瞬で魅了するだけでなく、政治の武器となることを誰よりも知っていました。
だから、ポンペイウスを追ってエジプトにやって来たカエサルに、王位を奪いかえすための協力を得る画策をします。
カエサルを魅了し女王に返り咲き
クレオパトラは、弟一派に悟られずカエサルに会うため大胆な行動にでます。
なんと、自分を絨毯にくるみカエサルの前に現れたクレオパトラ。
それは妖艶で美しく、また目的のためには危険も厭わない大胆な彼女にカエサルは魅了され、2人は愛人関係となりました。
その後、カエサルへの反撃に出たプトレマイオス13世はナイル川で溺死。
クレオパトラはカエサルの進言に従い、末子の14世と再び兄弟婚をし共同で王位に就きました。
この年、カエサルの息子・カエサリオン(プトレマイオス15世)を授かります。
カエサル暗殺でピンチ!
カエサルはローマの最高権力者になるという野望を果たすため、ローマへ帰ります。
その後、クレオパトラは息子と共にローマを公式訪問し、カエサルの別荘で暮らし始めました。
ですが、ローマ市民からは愛人クレオパトラ にメロメロのカエサルに非難の声が高まります。
また、元老院達はカエサルが独裁者になることをよく思っていません。
その中には、息子のように可愛いがっていた側近・ブルータスもいます。
そして、カエサルの権力が大きくなり過ぎることを警戒した元老院達は、カエサルを暗殺。
カエサルの援護がなくなったクレオパトラはエジプトへと帰還します。
最後の恋はアントニウス
カエサル暗殺のリーダーを務めたブルータスは国外へ逃亡。
しかし、カエサルの後継者・オクタウィアヌスと元腹心・アントニウスがブルータスを攻撃しました。
そしてブルータスは敗北。このときクレオパトラはブルータス側を援護していたため、アントニウスが激怒。
クレオパトラに出頭命令をくだしました。
アントニウスは一瞬でクレオパトラの虜になり、2人は急接近。双子の男女ともう1人息子を授かります。
その後ローマに戻ったアントニウスは、オクタウィアヌスの姉と政略結婚をしました。
そして3年後、ついに正妻の座を掴んだのです。
逃げるのが早いクレオパトラ
アントニウスは「エジプト女に骨抜きにされた」という批判が強まり、本国で人望を失っていました。
そして、オクタウィアヌスへの支持が強まり、これを好機とみた彼はアントニウスに宣戦布告!戦争へ突入です。
ところが、エジプトの軍船は多くが大型船。重くて操縦が不自由なので十分な能力を発揮できません。
一方のローマ軍の軍船は小型船。小回りもきき迅速に行動できます。
そして、戦いが始まるとエジプトの軍船は次々と沈んでいきました。
それを見ていたアントニウスも戦線離脱。
この海戦に大敗した2人はエジプトへ戻り、遺された兵たちが降伏し終結しました。
美貌と威厳を保ちこの世を去る
「ローマ対エジプト」の海戦で大敗した2人。
クレオパトラが先にエジプトへ撤退したため、彼女を追ってアントニウスもエジプトへ戻りました。
そこでクレオパトラの死を告げられたアントニウスは、失意の中で自殺します。ですがこれは誤報。
アントニウス亡き後、クレオパトラはオクタウィアヌスを魅了しようとしましたが、妻一筋の彼はちっともなびきません。
この時、自分を待つ運命が見えたクレオパトラは、毒蛇に身をかませ自殺しました。
さらにオクタウィアヌスは、クレオパトラの息子を殺害。古代エジプトを終わらせました。
クレオパトラ|プロフィール
名前:クレオパトラ7世フィロパトル
生年月日: 紀元前69年1月
没年月日:紀元前30年8月12日(満39歳没)
生地:古代エジプトの首都アレクサンドリア
没地:古代エジプト
配偶者:プトレマイオス13世、プトレマイオス14世、マルクス・アントニウス
埋葬場所:タップ・オシリス・マグナ神殿
※現代にて、世間一般に美女クレオパトラとして知られているのは、クレオパトラ7世のこと
それでは、絶世の美女クレオパトラのモテテクをみていきましょう!
絶世の美女のモテテクを実践して恋愛成就!
教養深く才気に満ち9カ国語を操る才媛として、古代エジプト最後の女王として君臨したクレオパトラ。
彼女は、世界三大美女としても知られています。ですが、「実は美人ではなかった」という説も多いのです。
その理由は次の通りです。
- 当時の建物内は薄暗いことが多く、顔の造形がそこまでよくわからない
- 肖像のほとんどは後生のもの
- 容姿に関する資料も少ないetc…
クレオパトラは、その魅力で次々と時の支配者たちを虜にしてきたと言われています。
- 妖艶な香りを纏う
- 美へのこだわりが強い
- 豊富な知識と巧みな話術
- 心地よい美声
それでは、一つずつみていきましょう!
妖艶な香りを纏う
レオパトラは、宗教的なアイテムとして用いられていた香水を、今のようなファッション感覚で身につけるものとして世に広めた人物。
自身の香水工場を持ち配合するほどでの香り好きで、たくさんのレシピを持っていたそうです。
特にバラを愛していた彼女は、「全身にバラの香りをまとうことに成功した、歴史上最初の人物」としてもその名を残しています。
バラで宴会を豪華に飾ったり、ダイニングに花びらを敷きつめたりといつもバラに囲まれていたほど。
バラの花や香油をたっぷり使ってアントニウスを魅了したエピソードも有名です。
- 清楚系:石鹸
- フェミニン系:ほんのり甘い香り
- 大人女子:柑橘系(フローラル)
常に香るのではなく、ふとした仕草でふわっと香るのがポイント!
美へのこだわりが強い
クレオパトラといえばアイメイク。アイシャドウをメイクとして初めて取り入れたのはクレオパトラだと言われています。
自分の瞳と同じ色のエメラルドを砕いてアイシャドウに使っていたという逸話もありますよ。
また、美しい肌を手に入れるため・美しさを維持するための美容法として有名なのが、
- 一つの国が買える程の価値がある大粒の真珠を、ワインビネガーに溶かして飲んだ
- 金箔のパックや金箔入り化粧品を顔に塗って眠っていた
です。
さらに、バラ風呂やミルク風呂に入ったり、ローズオイルを塗ったり体のケアもしていたそうです。
- 自分にあったメイクを身につける
- セルフエステで美意識を高める
流行にとらわれないことがポイント!
豊富な知識と巧みな話術
クレオパトラは、美しいだけでなく賢い女性でもありました。
子供の頃から、約70万冊の蔵書を誇るアレキサンドリア図書館に足しげく通い、たくさんの知識と教養を身につけたと言われています。
そして、9ヶ国語を操る圧倒的な語学力、さらに天文学・数学・哲学などの学問に通じ、とても頭の切れる女性に成長しました。
また、知識と教養を兼ね備えたクレオパトラはとっても会話上手で聞き上手。
相手の話(本音)を引き出す術に長けていたといわれています。
- 読書で語彙力を上げる
- 新聞やニュースに目を通す
- 相槌だけでなく共感の言葉を挟む
知的なあなたが「話を聞いてくれている」と思わせることがポイント!
心地よい美声
クレオパトラは、美貌だけでなく美声の持ち主としても有名です。
その声は「小鳥のような美しい声」「楽器の音色のような声」など、いつまで聞いていても心地良い響きだったそうです。
その証拠に、当時の文献には「彼女が人の心をとらえたのは、やさしいまろやかな声と笑顔だった」という記述があるほど。
さらに、クレオパトラは美声の持ち主ながら、あまり大きな声で話さなかったことでも知られています。
ささやくように話す声は、男性たちも思わず引き込まれてしまったそうですよ。
- 口角を上げて話す
- 声量を抑えめにする
- こまめに水分を取るなど喉のケア
少し高めの柔らかい声を出すことがポイント!
クレオパトラは現代にいてもモテる!
クレオパトラはセルフプロデュースがとても上手な女性でした。
だからこそ、その魅力を遺憾なく発揮しターゲットにした男性を虜にしてきたのでしょう。
人は見た目以上に、その人の雰囲気が相手に与える印象は大きいものです。
もしかしたら、クレオパトラは雰囲気美人のパイオニアだったのかもしれませんね。
最後に、絶世の美女と名高いクレオパトラがモテた理由を簡単にまとめます。
- 妖艶な香りを纏う
- 美へのこだわりが強い
- 豊富な知識と巧みな話術
- 心地よい美声