異動や転職等で初めて百貨店で働く方が気になる一つとしてあるのが身だしなみ。
路面店やモールなどとは違い百貨店の身だしなみはとても厳しく、基準がしっかりと決まっています。
ですが、実際は各百貨店により基準が異なり、
- どのような髪型・髪色が正解なのか
- ネイルはしてもいいのか
- アクセサリーはOKなのか
ファッションとしてどこまで通じるのか、実際には蓋を開けてみないと分からないことばかり。
百貨店社員とお取引先様の会社社員では基準が微妙に異なる場合もあります。
それでは、髪型やネイルなど身だしなみなど詳しくは本文にてみていきましょう。
百貨店勤務の髪型やネイル!
百貨店は接客のプロ。それゆえ身だしなみにもかなり口うるさいです。
ここでは以下の4つのジャンルに分けて解説していきます。
- 髪型
- ネイル
- アクセサリー
- メイク
ただし、どのジャンルも抑えるべきポイントは以下の2点。
- 目立ちすぎない
- 乱れにくい・くずれにくい
百貨店での主役はあくまでもお客様。
お客様に気持ちよくお買い物をしていいただける場所を提供することが一番です!
上記のポイントを踏まえて、髪型やネイル等、それぞれの視点から細かくみていきましょう。
髪型はスッキリとまとめましょう!
- 髪が肩につく長さの場合結ぶ
- 前髪は長すぎず、顔が見える長さ
- 髪色は黒・ほんのり茶色
- ヘアピンは黒
- パーマNGの店舗あり
販売員という仕事柄、
- お辞儀をする
- お客様の目を見る
これはマストですよね。
その際に、前髪が目にかかっていたり、長い髪の毛をおろしたままだったりするととても邪魔。
そのため、前髪は顔がスッキリ見える程度の長さで髪はスッキリ結んでおくと…
- 乱れもなく美しいお辞儀ができる
- お客さまの目を見てお話しできる
に繋がります。
カラーは落ち着いた控えめブラウンまでがベスト。
こまめに美容院でリタッチし、いつでも綺麗な髪色を保つよう心がけましょう!
ネイルは自然なカラーで上品に!
- マニキュア or ジェル→OK
- スカルプ→NG
- 色→透明・薄いピンク・ベージュ
- デザイン→単色塗りのみ
- 装飾(ライストーンなど)→NG
販売員の手元はとてもよく見られています。ネイルが剥げていたり、爪が長すぎることはもってのほか。
爪が長いと大事な商品を傷つける可能性がありますし、何かの拍子にお客さまを傷つけかねません。
そのため、ネイル自体を禁止している店舗もあるほどです。
よって、ネイルをされる方は各店舗の基準内で美しい状態を保つようにしましょう!
その他の注意点
その他の注意点として、やはり注目すべきはアクセサリーやメイク。
これらは一つ間違えると華美になり過ぎてしまうこともありますので注意が必要です!
それでは個々に解説していきます。
アクセサリー
ピアス
- 片耳1つずつ
- フック系NG
- 石は直径3mm以内
ネックレス
- ネックレス自体NGの店舗あり
- 直径5mm以内のチャーム→OK
- 華美ではないもの→OK
指輪
- 結婚指輪のみOKの店舗
- 両手で2個までOKの店舗
長い爪と同様で、大ぶりなアクセサリーは商品を傷つけてしまうことがあります。
またフック式のピアスなどは、気づかないうちに耳から外れてしまうこともありますので避けるのがベスト。
メイク
- メイクが崩れる前にメイク直し
- 自然光の下でメイクする
- 匂いの強い化粧品はNG
- ノーメイクはNG
特に暑い夏はメイクが崩れがち。
素肌がキレイですと、厚塗りやムラ塗りが少なくとても自然ですよね。
汗をかく夏場はこまめにメイク直しをしメイク崩れを防ぎましょう。
厚塗りやムラ塗りを防ぐ一つの方法としてオススメなのが自然光の中でメイクすること!
蛍光灯や白熱灯だと、自然な肌色が分からずメイクが下手な人が出来上がってしまします。
一方、自然光の下だと自然な肌色・肌本来の色が分かりますのでとても自然かつ綺麗に塗ることができます。
メイクが苦手な方は、百貨店のコスメコーナーなどでメイクレッスンを受けてみるのもありですよ!
香水
香水は基本的につけないことをおすすめします。
自社ブランドの香水は宣伝にもなるのでOKですが、自社で香水の取り扱いがない場合はつけないのが無難でしょう。
また、匂いの強い化粧品もできるだけ避けることをオススメいたします。
匂いの好みは千差万別。
自分が良かれと思っていた匂いでも、他人には全く受け入れられないこともよくあります。
できる限り無香料の化粧品を選ぶようにしましょう!
百貨店の主役はあくまでもお客様。お客様より販売員が目立つのはもっての外です。
- 華美なメイク・髪型
- ヒールの高い靴・音のする靴
- 大ぶりなアクセサリー
上記のは絶対にNGですし、お客様に威圧感を与えてしまう可能性があります。
とても人当たりが良い人でも、見た目だけで判断され「高圧的な態度を取られた」とクレームになったりもしますので注意が必要ですよ。
百貨店勤務の身だしなみは店舗や会社によって違う!
百貨店勤務の場合、大きく2種類の販売員に分かれます。
- 百貨店が雇用している販売員
- 百貨店に店舗を出しているお取引先販売員
※いずれも正社員・契約社員・派遣社員・アルバイトを含む
①の場合は、定められた基準以外は絶対にNGと思っていた方がいいです。
②に関しては、基本的には①同じ基準ですが、ブランドイメージやシーズンテーマに沿って華美な身だしなみがまかり通ることが多々あります。
例えば、
- 髪型・髪色→明るめの茶色・ロングヘアをまとめなくてもOK
- ネイル→赤のフレンチネイルや装飾がOK
- アクセサリー→おおぶりの指輪やピアスがOK
などです。
アクセサリーに関しては、自社ブランドのものであれば販売促進に繋がるのでOKだとは思いますが、髪型や髪色・ネイルはいいの?と理不尽に感じることも。
ですが、百貨店側と各会社がどのような契約を交わしているかまでは分かりません。
よって、基本的には各百貨店が定めているルールから外れることはNGということを覚えておきましょう!
清潔感は百貨店販売員にとって必須事項!
制服にシミや汚れがあるなんて問題外ですし、シワや臭いにも気を配りましょう。
特に、臭いに関してはクレームに繋がるケースもありますので要注意です。
気になる臭いは大きく分けて以下の2種類です。
- タバコ臭
- ランチ臭
①タバコ臭
特に喫煙者の方はタバコの匂いには細心の注意をはらいましょう。
時々、香水などで消そうとしている方がいらっしゃいますが絶対にやめてください!
- そもそも香水が苦手なお客様
- 香水とタバコの匂いが変な化学反応を起こし、嗅いだこともない汚臭に変わる
このような現象が起こっています!
これはお客様だけではなく、一緒に働くスタッフにもかなり不快感を与えることになりまsので絶対にやめてください。
できることならば、仕事中の喫煙は我慢することを推奨いたします。
臭いといえばランチ臭も意外と制服にこびりついています。
②ランチ臭
百貨店勤務の方は基本的に社食でランチする方が多いのですが、社食がイマイチな百貨店では外食するスタッフが多いことも。
その時のメニュー選びに失敗すると、制服がしばらく臭います 笑
- ニンニク
- 揚げ物の油
とにかくこの2つは本当に臭いです。
この臭いにタバコ臭がつくと本当に最悪。
まとめ
今回は、百貨店勤務の髪型やネイル、身だしなみについて解説してきました。
髪型・アクセサリー等
- 目立ちすぎない
- 乱れにくい・くずれにくい
身だしなみ全般
- 清潔感
これらを念頭に置いて髪型やネイル・身だしなみを考えていくと、自然と控えめな感じのスタイルになりますよね。
これから百貨店で勤務される方で迷ったときは、上記の3点を思い出し、そこに該当しないようであればNGだという認識で準備しましょう。